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何度もしつこく申しておりますが、イニシエ昭和な大衆中華店や町の食堂は年を追うごとに本当に少なくなってまいりました。
時代の流れと言ったらそれまでですが特に中央区は深刻です。 
つうことで今や貴重な存在の博多区は大博町の貴龍軒でちゃんぽってきました。
数年前にここに移転してきた時はやたら新しい店内でしたが、だんだんエイジングされて風格が出てきました。 以前と同じ音量がデカいテレビも相変わらずです。
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ご年配のご夫婦が切り盛りされていて、ご主人がちゃちゃと作ったちゃんぽんは550円と庶民価格。
丼にたっぷり盛られていますのでお得感がありますわぁ
 10年前からお年を召したご夫婦に見えていましたが、今でもあまり感じが変わっていないのはある意味すごいです。
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スープはラーメンと共用と思われるライトなとんこつ。
これに昭和の魔法の調味料味◯素とウスターソースががっつりと仕事をしていて、いやがうえにもイニシエ感を盛り上げていますよ。
野菜の火の通り具合もジャストでキャベツの大きさと相まってなんか「野菜炒め麺」という感じ。
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この手のお店では珍しい部類の細くて腰のある麺も個性的。

トータルでなんちゃあないと言えばなんちゃあないんですが、これら具と麺とスープが一体化しているように感じるのは長年の歴史のなせる技と感じるのは私だけでしょーか。

*データ️/麺:気持ち細めで四角い断面  スープ:イニシエ昭和豚骨  魚介:なし  もやし:気持ち太め  かまぼこ:紅白  ・コーン入り
  
○2022年 ちゃんぽんカウンター/164杯